ドライ・ウェットな行動パターン(態度)とは?


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1997年4月~5月にかけて当ホームページを利用して実施した、「ドライ(ウェット)な態度はどういうものか」に関するアンケートの結果をまとめました。以下にその概略を示します。


1.調査結果総括

・ある人のどのような行動パターン(態度)がドライ/ウェットな感覚を周囲の人に与えるのでしょうか?

・アンケート調査の結果、周囲の他者にドライ・ウェットと感じさせる行動パターンは、従来の国語辞書の定義で示されるより幅広いものであることが分かりました。

・ある人が周囲の他者との間に(液体分子間に働くような)分子間力のような互いに引き付け牽制し合う力(引力)を行使するとウェット(湿潤=液体状態)、(気体分子同様)分子間力のような引力を行使しないとドライ(乾燥=気体状態)と感じられることが分かりました。

・人間を分子に見立てた場合、液体分子間で働いているような分子間力のような力(互いに引きつけ合い、牽制し合う力)を周囲の他者との間に働かせようとする行動パターンがウェットで、働かせようとしない行動パターンがドライと言えそうなことが分かりました。

・液体分子間で働いているような分子間力のような力が人と人との間に働いている社会がウェットで、あまり働いていない社会がドライと言えそうなことが分かりました。

・結果として、ドライ/ウェットと感じられる行動パターンは、それぞれ気体/液体分子運動パターンに近いことが分かりました。

・人間の持つ乾湿に関する感覚は、対象の大きさが分子レベルから人間レベルまで、対象が気体分子的な動きを示すとドライ(乾いている)、対象が液体分子的な動きを示すとウェット(湿っている)、と共通して感じると言えそうなことが分かりました。

アンケート集計結果(生データ)です。

なお、以下の説明において心理的空間(仮称)という概念を導入します。
心理的空間(仮称)に関する詳細な説明です。


注意)

以下の本文中の説明では、分子の動きとして説明されるのを、そのまま人間の心理的・物理的な動きとみなしてかまいません。言い換えれば、液体分子=ウェットな社会の構成員(人)、気体分子=ドライな社会の構成員(人)としてかまいません。

分子間力という言葉で、人間同士が(心理的・物理的に)引き合い牽制し合う力を便宜的に説明するとします。


2.ドライ・ウェットな態度各論 ドライ・ウェットな態度(ドライ・ウェットな社会における構成員の行動パターン)を要約すると、以下のようになります。

ドライ・ウェットな態度分類表(要約)

   ドライ(気体的)    ウェット(液体的)
   ----------------    ----------------
   分子間力小さい      分子間力大きい
   ----------------    ----------------
(1)個人主義            集団主義
   自立性              相互依存性
   広域分散性          過密性
   ----------------    ----------------
(2)非縁故指向          縁故指向
   ----------------    ----------------
(3)自由主義            反自由主義
   ----------------    ----------------
(4)訴訟指向            和合性
   多様性の尊重        画一性
   ----------------    ----------------
(5)プライバシー尊重    反プライバシー
   ----------------    ----------------
(6)反あいまい性        あいまい性
   ----------------    ----------------
(7)自律性              他律性
   ----------------    ----------------
(8)非定着性            定着性
   独創指向            前例指向
   ----------------    ----------------

上記の分類の各項目がなぜ、気体分子的(←ドライ)・液体分子的(←ウェット)と言えるかについての詳細な理由付けについては、以下のリンクを参照してください。

ウェットな態度に関する詳細な説明です。

ドライな態度に関する詳細な説明です。

3.アンケート調査実施の背景

日本人の国民性について(主に欧米との対比で)どのようなことが言われているか、5年ほど以前に調査したことがありました。そこで提唱されていたさまざまな国民性に関する特徴を、何か一つのキーワードでまとめることができないかと考えました。
いくつかの文献で、日本人はウェットで、アメリカ人はドライだという表現に出会いました。ドライ/ウェットともに、包括的な感じのする言葉です。そこで、ドライ/ウェットという言葉の対比が国民性をまとめるキーワードではないかと考え、どのような態度を指すのか知りたいと思いました。
その際、ドライ/ウェットな状態が物理・化学における気体/液体状態にそれぞれ対応していることに着目し、ドライ/ウェットな態度が気体/液体分子運動パターンの対比(分子間力のあるなしなど)に関係あるのではないかと考えました。

背景に関する詳細な説明です。

4.調査手順

気体/液体分子運動パターンの対比(分子間力のあるなしなど)に関係ありそうな、かつ従来国民性を表すとして日本と欧米との対比であげられていた人間の行動パターン(あるいは態度)をできるだけ多くピックアップし、「ドライである-ウェットである」といった、項目対の形にまとめました。次に、作成した項目対について、1997年4月~5月にかけて、インターネットのWWWホームページ上で「対になった2つの態度のうち、どちらの態度がよりドライと感じられますか」という聞き方でアンケートを行いました。

調査手順に関する詳細な説明です。

実施当時のアンケート回答画面です。


上記アンケート調査結果を利用した、簡単な心理テスト(性格診断)を実施中です。どうぞご利用下さい。

結果に関するご質問、ご意見、ご要望をどうかメールでお寄せ下さい。順次、ホームページ上のデータに反映させていきたいと考えています。