| 0-Wet | 液体分子 |
|---|---|
| 説明 | 運動エネルギーが小さい。
分子間力(相互間引力)が大きい。 |
| 0-Dry | 気体分子 |
| 説明 | 運動エネルギーが大きい。
分子間力(相互間引力)が小さい。 |
〔基本仮説〕
[注]
*「心理的距離空間」を、「個人同士が、心理的に互いに近い位置にいるか、遠い位置にいるかを表すための多次元空間」と定義する。
| E1-Wet | 後進的 |
|---|---|
| 定義 | 考え方が遅れている |
| 説明 | 非合理・非科学的であり、未踏の分野に自分から進んで出ようとしない(前例踏襲的で、独創性を軽んじる)ため、(ドライな個人に比して)より後進的な考え方を持つことになる。近代化を自ら内発的に進める力がない(近代化を、ドライな社会が独創したところの、前例を踏襲・採用する(真似る)ことにより、初めてなし遂げる) |
| E1-Dry | 先進的 |
| 定義 | 考え方が進んでいる |
| 説明 | 合理・科学的であり、未踏の分野に積極的に拡散しようとする(独創的な)ため、(ウェットな個人に比して)より先進的な考えを持つことができる。近代化を自ら内発的に進める力を持つ。 |
| E2-Wet | 農村的 |
|---|---|
| 定義 | 農村(ムラ)的な人間関係を好む |
| 説明 | 農村の居住形態は、物理的には都市よりも、世帯同士は互いに分散しているが、住民の職業が、自給自足的農業という点で共通しており、互いに同質であるため、心理的位置が互いに近い。何世代にもわたって一カ所に定住し続けるため、定着性が極めて高い。同一の組み合わせの人付き合いが何世代にもわたって続き、住民間に地縁・血縁の縁故関係が蓄積する。互いにプライバシーに疎い。 |
| E2-Dry | 都市的 |
| 定義 | 都市(都会)的な人間関係を好む |
| 説明 | 都市住民は、物理的には一見過密だが、オフィスや住居毎の丈夫で分厚い壁および、持ち主当人にしか開かない鍵の存在が、互いを大きく隔てる効果を持っており、実質的には分散している。互いに異質で多様な職業についていて、心理的位置が互いに遠い。都市住民は、プライバシーを守るため、互いに深入りしない皮相的・匿名的な人間関係を形成し、相互間の縁故が薄い。都市においては、住民がどんどん入れ替わり、定着性が低く、縁故の蓄積がなされない。 |
| E3-Wet | 温かさ |
|---|---|
| 定義 | 人当たりが温かい |
| 説明 | 自分の意見を、相手から肯定・共感されたり(同意見だと言われるなど)、相手に自分のことを受け入れられたとき、相手に対して温かさを感じる。これは、相手と心理的位置が同一となるか、互いに近接することが分かったときである。 |
| E3-Dry | 冷たさ |
| 定義 | 人当たりが冷たい |
| 説明 | 自分の意見を、相手から否定されたり、相違点を強調されたりするとき、あるいは、相手に自分のことを拒絶されたり、距離を置かれたりするときに、相手に対して冷たさを感じる。これは、相手と心理的位置が離れたり、別々である(同調的でない)ことが分かったときである。 |
| E4-Wet | 粘り気あり |
|---|---|
| 定義 | 人当たりに粘り気がある |
| 説明 | 粘り気を帯びた物体に、手を触れると、べたべたとまとわりつくような、じめじめした、ウェットといえそうな感触を、皮膚に与える。例えば、納豆(大豆に細菌が作用して発酵したもの)は、かきまぜると、豆と豆との間に粘り気が生じる。これは、複数の豆の間に、互いにくっつき合う、引き付け合う、引力が働いている状態と考えられる(他には、静電気を帯びた発泡スチロールの粒々などが、この状態に当てはまる)。このことから、分子間力相当の(互いに引き付合い、牽制し合う)力が働いている物体は、その物体の大きさに関わりなく、ウェットな感覚を、人間に対して与えることが、推定される。 |
| E4-Dry | 粘り気なし |
| 定義 | 人当たりに粘り気がない |
| 説明 | 粘り気のない物体(例えば、乾燥した大豆の粒々)に手を触れると、くっつき合うことなく、すぐに手から離れて、さらりとした、ないしカラッとした、ドライといえそうな感触を、皮膚に与える。このことから、分子間力相当の(互いに引き付合い、牽制し合う)力が働いていない物体は、その物体の大きさに関わりなく、ドライな感覚を、人間に対して与えることが、推定される。 |
| E5-Wet | スケールの小ささ |
|---|---|
| 定義 | 考え方のスケールが小さい |
| 説明 | 運動エネルギーが小さくて、静的であるため、心理的に動き回る空間体積が小さい。その結果、心理的に考えを巡らせるスケールが小さくなる。 |
| E5-Dry | スケールの大きさ |
| 定義 | 考え方のスケールが大きい |
| 説明 | 運動エネルギーが大きくて、動的であるため、心理的に動き回る空間体積が大きい。その結果、心理的な思考スケールが大きくなる。 |
| E6-Wet | 老年 |
|---|---|
| 定義 | 年を取っている(高齢である) |
| 説明 | 身体が老化しており、動作が活発でない。昔の前例にこだわる。 |
| E6-Dry | 若年 |
| 定義 | 年令が若い |
| 説明 | 身体が活発に動く(動的である)。自分にとって未知の領域に積極的に飛び込んで行き、進取の気性に富む。 |
| E7-Wet | 非民主的 |
|---|---|
| 定義 | 考え方が民主的でない |
| 説明 | 個人が、ものごとを選択するに当たって、周囲の他者に同調を強制され、自分の意思で選択することができない。個人の尊厳(プライバシー、自由など)が侵されやすい。 |
| E7-Dry | 民主的 |
| 定義 | 考え方が民主的である |
| 説明 | 個人が、(周囲の他者に同調を強制されることなく)自分の意思で、ものごとを選択できる。個人の尊厳(プライバシー、自由など)が保たれる。 |