気体・液体性、ドライ・ウェットさと拡張、非拡張指向

2009.11 大塚いわお




ドライな気体分子は放っておくと、体積が膨張し、四方八方の新天地にどんどん拡散、拡大し、広まっていく。その点、気体は、いの一番に、新天地に進出しようとするパイオニア精神に溢れている。
その点、ドライな気体の本質は、拡大、拡張、膨張路線であり、布教者の如くどんどん広まって、辺り一面を自分の植民地化していくことにあると言える。
ドライな気体分子は、世界中、地球中にあまねく広がることを指向する分、グローバルであり、普遍的=ユニヴァーサルである。
ドライな気体分子は、バラバラに拡張していく分、個人主義的でまとまりが弱い。

ドライな気体分子の性質は、男性的であり、欧米的である。


これに対して、ウェットな液体は、体積一定であり、非拡大、非拡張で現状維持的である。放っておくと、元の場所から広がろうとしない。ローカル、局所的、地域限定的に、まとまり、縄張り、一体性を維持しようとする。共同体的というか、分子同士が互いに近づき合って、こじんまりと小さく、表面積を最小にする形でまとまろうとする。身内だけで閉鎖的に寄せ集まろうとする。分子同士が互いに一致団結し合って、ユニオン(まとまり)、集団を形成する。

ウェットな液体分子の性質は、女性的であり、伝統日本的である。

近代に入ってからの日本は、欧米流のドライな拡大路線に追随し、自らも拡大路線を歩もうとしてきた。
欧米の影響力を差し引いても、日本や中国に若干の拡張傾向があるのは、ウェットな女性一辺倒でなく、ドライな男性の影響力が少しだけ残っているせいだとも言える。


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