繊維とドライ・ウェットさ

2006.07 大塚いわお


[要旨]

人肌にドライな感覚を与える繊維は、植毛がパターンDに沿った「散植」であり、「散触」を人肌に与える。一方、人肌にウェットな感覚を与える繊維は、植毛がパターンWに沿った「密植」であり、「密触」を人肌に与える。


タオルケットや毛布、シーツ、シャツなどの衣類、繊維類は、その植毛、繊維パターンによって、ドライな感覚を与えるドライな繊維、生地と、ウェットな感覚を与えるウェットな繊維、生地とに分けることができる。

ドライな繊維は、毛先が太く、植毛に隙間が空いており、粗い網目となっており、肌と繊維との境界が明らかである。

その肌に与える感覚は「散触」であり、皮膚に当たる凸部、生地の突起が低密度でまばらで空きがある感じである。その植毛、繊維パターンは、パターンDの「散植」タイプである。夏用のドライシーツとかは、このタイプである。

これによって、日本の蒸し暑い夏も、繊維のドライな感触で相殺して乗り切ることができる。

一方、ウェットな繊維とは、毛先が細く、植毛が隙間なく、びっしりと埋められており、毛先が繊細で細かく、皮膚の上を隙間なく覆い、肌と繊維とに境界がない。

その肌に与える感覚は「密触」であり、皮膚に当たる凸部、生地の突起が細かく高密度で、びっしりと空きなく埋まっている感じである。その植毛、繊維パターンは、パターンWの「密植」タイプである。冬用のビロード生地を用いたタオルケットとかは、このタイプである。

これによって、日本の乾燥した寒い冬も、繊維のウェットな感触で相殺して乗り切ることができる。

パターンDとパターンWを説明したページへのリンクです。


2006 大塚いわお

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