パターンD パターンW

ドライウェット(湿度)知覚の法則

2005.09 大塚いわお


分析対象(群)の動きのパターンを、以下のパターンDと、パターンWとに区別する。
Dは、ドライ=Dry(乾いた)、Wは、ウェット=Wet(湿った)の頭文字である。

以下に、パターンDパターンWの動きを、動画(Windows Media Video)で示す。


以下の動画は、「分子のおもちゃ箱」(mikeさんのサイト)の分子運動プログラムを元に作成しています。
無断転用を禁じます。

パターンW パターンD

(上記動画は、元は、パターンW液体分子運動パターンD気体分子運動のコンピュータシミュレーションから作成したものである。)





[法則]

人間は、

(1)パターンDに出会う、当たる、触れると、ドライ(Dry、乾いた)と感じる。
(2)パターンWに出会う、当たる、触れると、ウェット(Wet、湿った)と感じる。

パターンDパターンWは、分子群、物体群の動き~人間関係に共通に当てはまる、普遍的なパターンである。



パターンDパターンWの特徴を、言葉で表現すると、以下のようになる。

分析視点 パターンW パターンD
1.動作方向 近接 離散
(1)近づき くっつく。近づく。 サラリと離れる。離反する。
(2)つながり 連続する。つながる。癒着する。 (関係を)切断する。
(3)着床 付く。粘着する。 はがれる。
(4)まとわりつき まとわりつく。なつく。 別れる。
(5)集合 集まる。密度が高い。 散る。密度が低い。
(6)一つ 一体・融合化する。一つになる。 バラバラである。互いに独立している。
(7)同じ 同じである。 違う。別の途を歩む。
2.動作速度 低速 高速
(1)速度 ゆっくりである。 速い。
液体分子運動。
つきたての餅。
気体分子運動。
シリカゲルの粒、ビー玉。



分析対象の(知覚される)湿度は、パターンDに近づくに従って低く(ドライに)なり、パターンWに近づくに従って高く(ウェットに)なる。

対象の動く速度は、パターンDに近づくほど高く、パターンWに近づくほど低い。
対象の動く方向は、パターンDに近づくほど互いに引力が働かず離れ離れになり、パターンWに近づくほど互いに引力が働くため、近づき、くっつく。

よって、分析対象の(知覚される)湿度は、
・対象の動く速度が、高速で動くほど低く低速で動くほど高くなる。
・対象の動く方向が、互いに離れるほど低く近づく~くっつくほど高くなる。

これは、分析対象が自然、天然のものでも、人間社会でも共通である。


人間の皮膚触覚、視聴覚での物体知覚において、
パターンD(互いにバラバラに離れて、くっつかず、個別に散らばり、高速で動く)の分子群~物体群が肌に当たる(接触する)、見える、耳で存在を確かめられると、ドライに感じられる。
パターンW(互いにくっついて離れず、高密度、集団で分布し、低速で動く)の分子群~物体群が肌に当たる(接触する)、見える、耳で存在を確かめられると、ウェットに感じられる。


人間が、人付き合いの中で、
パターンDの人間関係(互いにバラバラに離散、自立して、別々に自由に高速で動き回る)に当たる(接触する)と、心の内部でドライに感じられる。
パターンWの人間関係(互いにくっつき一体化して離れない、一緒に低速で動く)に当たる(接触する)と、心の内部でウェットに感じられる。


パターンD、パターンWを見出す元となった、実際の気体・液体分子運動パターンについての説明へのリンクです。


パターンDパターンWは、それが、皮膚触覚、視覚、対人関係・心理的距離知覚といった異なるモードの知覚で生起した場合においても、神経系内の共通のパターン認識野(パターンDパターンWを判別する分野)を活性化させ、湿度判定出力をもたらすと言える。


2005.09 大塚いわお

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