従来、「ドライ・ウェット」とは、どのような意味であると、捉えられてきたのでしょうか? 筆者の手元にある国語辞書を中心にまとめてみました。 ●広辞苑 第4版 1991 岩波書店 ドライ 1 乾いているさま。無味乾燥のさま。 2 物事をわりきったさま。感情的でなく合理的・現実的なさま。非情。 ウェット 情にもろいさま。感傷的なさま。 ●日本語大辞典 1989 講談社 ドライ 1 水気のないさま。乾いているさま。 2 無味乾燥で、おもしろみのないさま。 3 けろりとしたさま。 4 (酒類の)辛口であるさま。 ウェット 義理・人情などにこだわるさま。感傷的なさま。 ●大辞泉 1995 小学館 ドライ 1 水気がないこと。水分が少ないこと。また、そのさま。 2ア 風情などがなく、ありのままであること。また、そのさま。無味乾燥。 2イ そっけないこと。感傷・人情などに動かされないで、合理的に割り切ること。また、そのさま。 3 洋酒などの辛口。 ウェット 1 ぬれたり湿ったりしていること。また、そのさま。 2 情にもろいこと。またそのさま(英語ではsentimental)。 ●現代用語の基礎知識 1997 自由国民社 ドライ 1 乾燥した。 2 アルコールの入っていない状態。 3 (和製用法で)割り切った直線的な生活態度、ものの考え方、行動の型。 4 辛口の酒。 ウェット 記載なし。 ●新明解国語辞典 第三版 1981 三省堂 ドライ 1 乾いた。 2-1 世間一般のしきたりや生活感情にこだわらず、あっさり割り切って物事をする様子。 2-2 無味乾燥。おもしろくない様子。 3-1 会などで、酒の類を出さないこと。 3-2 甘味を加えていない洋酒の称。 ウェット 情にもろく、感傷的な様子。
(c)1997 大塚いわお
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