○社会心への反論

社会は、従来の見方では、単なる情報や物資のやりとりの通り道であり、コネクタに過ぎないので、文化や行動様式といったコンテンツをそれ自体持つことができない。コンテンツを持っているのは、個々人の心理、神経系である。この問題は、社会に個々人の心理を含めることにより解消する。

既存の、相互作用のみを見て、人間の個体を見ない社会システム論は、例えば、コンピュータシステムで、コンピュータ同士をつなぐLANケーブル(を通る情報)のみ監視していれば、システムが分かると言っているようなものである。
コンピュータシステムの正しい把握のためには、LANケーブル下を流れる情報だけでなく、個々のコンピュータ(サーバ、クライアント、P2Pローカルマシン・・・・)の保持している情報や、動作を決定するプログラム(さらにはコンピュータを操作する人々の動き)を分析の対象にすることが不可欠であり、その例えを、社会システムの把握に応用したとき、個々人の神経系ないし個々人の頭が保持しているコンテンツを分析の対象にすることが不可欠ということになる。


2005-2006 大塚いわお

ホームページに戻る