○社会学で、人間の心理を扱う必要性

社会学が従来のように、人間の心理を扱わないのは誤りである。

従来の心理学のように、人間の心理を個人に閉じたものと捉えるのは間違いである。人間の心理は入力と出力がある。入力・出力は、必ず、入力元・出力先の相手が必要である。行動すると、相手との相互作用が必然的に起きる。中には、自省のように、自分自身が出力先となることもある。このように、人間心理は、本質的に社会的であり、相手が必要なのである。

例えば、臨床心理で、抑鬱が困るとされるが、それは他人とうまくやって行けないとか、他人に有効な機能を提供することができないからであり、そういう点で、個人一人の問題でなく、常に他者が関わってくる。


従来心理学が扱ってきた、他人がいない場合、他人と相互作用していない場合の心理は、単独心理と呼べる。一方、他人がいる場合、複数人と同時にいる場合の心理は、集団心理と呼べる。

これは、物体相手の視覚心理のような、対物心理と、生命(ペット、動物、植物)や人間相手のような、対人心理、対生命体心理とに分けることもできる。この場合、生命には、例えば通電でONになるようなロボットや家電製品のようなものも含めることができる。


2005-2006 大塚いわお

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