○個々人の集合体としての社会

社会とは、個々人の心理、意思の集合体である。

社会は、人々の相互作用に基づく集合体として捉えられる。
本来、他人の心理システムから移植された行動様式を、「社会」という個人とは独立した存在が生み出したかのように錯覚した。

個々人の総意が、社会的意思決定ということになる。
いろいろな相反する考えの人がいるので、互いに、自分を有利にすべく牽制、足の引っ張り合い、攻撃や邪魔等を行うため、個々人の集合体である社会の意思は、各個人の意のままにならない。そのことが、社会は、個人とは独立した、独自の意思を持つ「怪物」のように錯覚することにつながる。

社会においては、多数のバラバラな考え、主張を持った、個人が互いにぶつかり合って、影響を及ぼし合い、その結果、社会は、個人の統制を外れたものになる。それが、個人を超えた社会が実在するかのように見えるだけであり、実際には、全て個々人に還元される。

社会は、個々人の大規模な集合体と捉えた方が、社会をより実体あるものとして捉えやすくなる。


2005-2006 大塚いわお

ホームページに戻る