クラシック等の音楽評論のあり方について

2006.4 大塚いわお


現状のクラシック等の音楽評論のあり方には、問題点が多い。筆者が現状気づいている問題点と改良方針について以下にまとめた。

(1)ブラインド評価を導入すべきである。要は、評価に当たって、演奏者名、レーベル名等、事前に明かさないようにする。そうすることで、演奏者名、有名レーベルか否か等に左右されない、公平、客観的な評価が可能になる。

現状の、演奏者名、レーベル名を事前に明かして評価させる方法では、そのままでは、評価が、既に定評ある有名演奏者やレーベルの演奏に対してに甘く、無名、あるいは本場でない演奏者に不公平に辛くなっている節がある。

上記のことは、作曲家についても同様である。

(2)多人数、複数人による評価を導入すべきである。現状では、1~2人程度の評論家による評価で行っている。これだと、評価しているのが、自分と感性の合っている評論家だとよいが、自分と感性のズレている評論家の評価だと、面白いと評された演奏がつまらないという結果が生じる。複数人であれば、評価が多角的になり、精度が増すと考えられる。

(3)形容詞評価を導入すべきである。評論読者としては、曲や演奏の印象を手っとり早く知りたいというのがある。その際、単に、良い悪いとか、元の楽譜と比べてどうこうだと言われるだけでは、どんな演奏なのかがよく分からないままであり、どうしても、具体的な形容詞表現がないとダメである。

例えば、「重い-軽い」「明るい-暗い」等の形容詞を並べたシート上に、各形容詞について5段階評価でマークを入れ、折れ線グラフとして表示し、それを、複数人の評価結果を集計して出すことで、その曲や演奏の雰囲気を一目でつかむことができる。


2006 大塚いわお

トップページに戻る