母性、父性と液体、気体
2008.01 大塚いわお
母性的な行動様式は、液体分子運動として捉えられると考えられる。
液体分子運動では、各分子個体が互いにくっつき、一体化して、静的な受け身の集団を作り、集団が、その中に所属する各個体を包含し、守る形になっている。この点、母性の、自分の成員を一体的に包含し、外部から区別して守る性質に似ていると言える。
一方、父性的な行動様式は、気体分子運動として捉えられるのではないかと考えられる。
気体分子運動では、各分子個体が、互いに独立、自立して、自分で自分を助け、守る形で、自由に動的に拡散し、動き回る。この点、父性の、自分の成員を積極的に自立、独立させて、未知の領域に進むように働きかける性質に似ていると言える。
気体的性質、液体的性質を説明したページへのリンクです。
インターネットを利用したアンケート調査で、インターネット利用者(約200名)に、Webページ上で気体、液体分子運動の動画を見せて、それぞれどれほど父性的か、母性的かを回答してもらった。
その結果、液体分子運動は、より母性的と捉えられることが分かった。
一方、気体分子運動の方は、やや父性的だが、それほど明確な母性、父性の差はないという結果となった。これは、回答者が日本人であり、母性が優勢な日本社会において、父性の像が不明瞭で、ぼやけて捉えにくい状態にあるためと考えられる。
気体、液体分子運動の動画に対する回答結果のページへのリンクです。