女社会、男社会
2008.04 大塚いわお
| 女社会 | 男社会 | |
| リキッドタイプ(液体的) | ガスタイプ(気体的) | |
| ウェット、温かい | ドライ、冷たい | |
| 姑、母、お局 | 父 | |
| 日本的、東アジア的 | アメリカ的、西欧的 | |
| 1 | 保身preservation | |
| 101 | 保身、安全の重視 | 危険への対峙 |
| 互いに自分のことが一番大切である。軍事的に守られるのを好む。 危険を冒さない、冒険しない。取る態度が退嬰的である。 |
自分自身より大切な存在が他にいる。それを守るのを自己の使命とする。 危険に直面し、対決する。 |
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| 102 | 前例、しきたり、暗記の重視、保守性 | 探検、独創性の重視、革新性 |
| その通りにやれば大丈夫、無難と分かっている前例、しきたりが確立されたことしかしようとしない。物の見方が保守的である。 前例、しきたり通りに行動する。既存知識を細かいところまで暗記するのを重視する。 |
うまく行くかどうか分からない、前例のない事柄に挑戦して、失敗を重ねながら、新たな前例に当たる知見を作り上げる。物の見方が革新的である。 | |
| 103 | 減点主義 | 加点主義vs直接的な欠点修正要求 |
| 相手のマイナス点、あら探しを粘着的に延々とするのを好む。相手を褒めない。いつまでも陰口、悪口を言う。建設的でない。 | 相手の長所を積極的に褒める。建設的である。相手の欠点を、単刀直入に直接的に批判、攻撃して、修正されたら、あっさり余所へ行く。 | |
| 104 | 決定、責任の回避 | 決定、責任の不可避 |
| 決定を先送りする。 意思決定を集団で行うことで、個人での責任を回避する。 |
決定を先送りせず、リアルタイムで決定する。 単独で意思決定を行うため、責任が回避できない。 |
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| 2 | 一体性oneness | |
| 201 | 相互一体性の重視 | 相互独立性の重視 |
| 互いに一つになる、融合するのを好む。 互いの一体感を重視する。仲良し集団を作るのを好む。相手が自分と肌に合うかどうかを気にする。 意見の割れを避けようとする。満場一致を好む。 |
互いにバラバラに独立するのを好む。 意見の割れを当たり前と考え、多数決を好む。 |
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| 202 | 依存 | 自立 |
| 自分一人だけで自立するのが不安で、誰か周囲に支えてもらいたいと考える。周囲に助け、庇護を求める。 | 自分一人で自立するのを理想とし、周囲に助けを求めない。 | |
| 203 | 包含の重視、「袋」指向、枠内、制限指向 | 解放の重視、開放性、枠からの飛び出し、打破指向 |
| 相手を包み込む、相手に包み込まれる感覚を好む。「袋」の中にいるのを好む。決められた枠内に止まる、枠を守る、制限するのを好む。 | 包まれていた、閉じ込められていたところから解放されるのを好む。オープンなのを好む。決められた枠からはみ出す、飛び出る、枠を破るのを好む。 | |
| 204 | 全人的支配、従属 | 支配の部分性、自由の残存 |
| 親分子分関係のように、相手を全人格的に包み込んで支配したり、全人格的に従属するのを好む。 | 相手を支配するが、全人格を支配するのではなく、相手のコアの部分には、自由を残す。 | |
| 205 | 相手の人格制御 | 相手の道具、手段的制御 |
| 教育などで、相手教師の人格、人柄そのものを慕って付いて行こう、相手子供の人格そのものをコントロールしよう、しつけようとする。 他人を中傷する時に、相手の人格(性格とか)を攻撃する。 |
教育などで、相手の人格そのものには手を付けず、相手を専ら効果的な学習のための道具、手段として効果的に利用し、あるいは具体的な指示、教示を与える対象として冷静に目視しようとする。 他人を中傷する時に、相手の能力の欠如、意見の誤りを客観的に攻撃する。 |
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| 206 | 所属の重視(所属主義) | 本人個人、フリー、自由の重視 |
| 人を見る時に、その人がどの集団、団体に属しているかを重視する。 | 人を見るときに、本人の所属ではなく、本人個人そのものを直視の対象とする。どこにも従属せず、自主独立の自由であることを重視する。 | |
| 207 | つながり、コミュニケーション、縁故、コネの重視 | 初対面、別れ、切断前提の付き合い、契約の重視 |
| 人とのつながり、コミュニケーションを重視する。人を判断する時に、その人が自分とどういうつながりがあるか、どういうコネを持っているかを重視する。採用とかで自分とつながりのない他者をシャットアウトする。一見さんお断り。 | 人を判断する時に、その人自身の能力、利益を生み出す力を重視する。能力のあると思った人は、初対面でコネがなくても採用する。用件が済んだら、さっさと別れて、関係を切る。関係が切れることを前提とした契約を重視する。 | |
| 208 | 妬み、足の引っ張り合い | 自他の区別・割り切り、ライバルへの攻撃 |
| 自分と関わりのある、かつて自分と同等以下で、その後自分より上等になった、なろうとする他者のことを妬んで、互いに足を引っ張る。自分は自分、他人は他人と割り切ることができない。 | 自分は自分、他人は他人と区別し、割り切る。 自分の利益、築いた立場を浸食しようとするライバルを敵視して、攻撃、ダメージを加えようとする。 |
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| 209 | 近接、粘着、くっつき | 離反、距離感、はがれ |
| 人間関係が、相手に近づきくっつくのを好む結果、粘着的になり、ベタベタ、ドロドロしたものになる。 | 人間関係が、相手とあまりベタベタくっつかずにはがれる、距離を保った、あっさりしたそっけないものとなる。 | |
| 3 | 集団group | |
| 301 | 集団、団体行動の重視(集団主義) | 個人行動の重視(個人主義) |
| 集団で行動する、群れるのを好む。相手に連れ立って一緒に付いていく、つるむのを好む。 | 個人単位で行動するのを好む。周囲と別行動を取っても咎められない。 | |
| 302 | 同調、協調、調和、和合の重視、個性の一定枠内での許容 | 独自判断、違和感、反対の許容、個性の重視 |
| 意見を周囲や相手に合わせるのを好む。物事を相手と一緒に共同でするのを好む。個性の重視とは、一定枠内に止まりながら、その枠内で最大限目立とうとすることである。 | 意見を周囲に合わせずに独自の判断をしたり、周囲と反対の意見を述べて平気である。個性として許容する。 | |
| 303 | 流行、トレンドへの追従 | 自己流、独自性の貫徹 |
| 皆が追随する最新、最先端の流行を身につけようとする。その時々のトレンドに乗っていこうとする。 | 周囲の動向にお構いなく、自分流を貫くのを好む。 各自が、自分は独自の最先端の位置に付けているのだと、自分自身に言い聞かせる。 |
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| 304 | 仲間外れ、浮きの存在といじめ | バラバラ、単独行動 |
| 集団の調和を乱す浮いた存在の人を、よってたかって仲間外れにして、いじめる。 | 各自が、勝手にバラバラな方向に単独行動を取り、反対する者同士攻撃を加え合う。仲間は一時的な存在であり、別れることが前提である。全員が浮いている。 | |
| 305 | 非競争、護送船団主義、談合 | 自由競争、能力主義、成果主義 |
| 自由競争を好まず、互いに一体となって、一緒に進もうとする。競争のない年功序列、先輩後輩制、談合を好む。 | 互いに自由競争で、自分の持つ能力を最大限に発揮して、自分が成果を上げて生き残り、他者を蹴落とそうとする。 | |
| 4 | 人間human、有機organic | |
| 401 | 人間指向、有機指向 | 機械、無機指向 |
| 人間、対人関係そのものに対して関心、注意が行きやすい。 無機質な機械や岩石(宇宙)とかにあまり興味がない。 |
冷たい機械や岩石(宇宙)とかに興味を持つ。 人間も、客観的な冷たい距離を置いた観察対象となる。 |
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| 402 | 相互監視、密告、牽制 | プライバシーの重視 |
| 互いに周囲の他者が何をやっているかに関心が行き、盛んに首を突っ込んで、監視、牽制しようとする。 | 互いに、他者に踏み込まれない独自領域を確保することに熱心である。 | |
| 403 | 噂、陰口指向 | 自己主張 |
| 他人の陰口やうわさ話を流すのを好む。 | 他人ではなく自分自身の主義主張を、周囲に向かって宣伝するのを好む。 | |
| 404 | 恥の重視 | 恥知らず |
| 周囲の他人の目を盛んに気にして、恥ずかしがる。自分が他人にどう思われているかを気にする。 他人にどう見られるかを気にする。 |
他人の目に無関心である。人目を気にせずに、自分のやりたいことに邁進する。 | |
| 405 | 媚び、化粧、服飾指向 | 自己評価の重視 |
| 周囲の他人によく思われようとする。周囲に盛んに媚を売る。演技をする。自分が周囲によく見えるように、自分を飾る化粧や服飾に注意が行く。 | 周囲の他者ではなく、自分自身で自己を客観的に見つめなおし、自己評価を良くして行こうとする。 | |
| 406 | 関係保持的配慮、気づき | 制御的配慮、気づき |
| 互いに、相手が、何か自分に注目してほしいというサイン(メール、ブログ書き込み等)を自分に対して送っているかどうかに常に神経を配り、リアルタイムで相手に注目していますよとすぐ返事を返すことで、相手の被注目欲求を満足させ、良好な対人関係を保持しようとする。 | 対象となる人(部下とか)や物(乗り物とか)が、自分にとって道具、手段として自分に最高の利益をもたらすように適切に動作、行動しているかどうかに常に神経を配り、リアルタイムでコントロール、軌道修正する。 | |
| 5 | 条件condition | |
| 501 | 好条件、温室指向 | 悪条件(寒暑)の受容 |
| 条件のよい温室の中に止まるのを好む。ぬるま湯を好む。 | 条件の悪い所に放り出されるのを受容して、それに何とか適応していく。 | |
| 502 | 内部指向、「奥」指向、内外の区別(「膜内」指向) | 代表指向、外部露出 |
| より環境の安定した内側に止まる、奥にいるのを好む(奥様)。「袋」の中にいるのを好む。 集団の内と外を区別する。内外を隔てる膜がある。 |
代表として、対外的に露出するのを許容する。 寒暑変動の激しい、厳しい環境の外部に出る。 集団の内と外をあまり区別しない。 |
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| 503 | 内輪指向、閉鎖、排他性 | 開放性、オープンさ |
| 気心の知れた親しい仲間内、身内だけで結束し、外部の人間に対して冷たい態度を取る。 ひそひそ話、内輪話を好む。 |
誰にでも平等に開かれた空間の存在を大切にする。 外部の人間と親しくする。 初めて来た人も、古くからの人と同様に受け入れる。 |
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| 504 | 集団ベースのセキュリティ重視 | 個人ベースのセキュリティ重視 |
| 集団の中に変な人が入ってこないように、集団への加入条件を厳しくする(入試を難しくして、なかなか入れなくする)。集団内部ではセキュリティがなあなあになって緩くなりがち。 | 新たに近づいてくる人物が危険かも知れないので、その場合排除、自身を護衛できるように、銃の所持とか、個人単位でのセキュリティを重視する。 | |
| 6 | 感情emotion | |
| 601 | 感情、情緒的、主観的対応 | 論理的、客観的対応 |
| 相手に対して、冷静に割り切ることができず、情緒、感情を露にして対応する。思わず涙をこぼす。 ドロドロした愛憎の世界を好む。 相手を好き嫌いで判断する。相手を客観的に突き放すことができない。 |
相手に対して、冷静、客観的に割り切って対処する。 情緒、感情を露にせず、論理、理性で攻めきろうとする。 相手を金銭勘定のような損得、コストと利益で判断する。相手を冷たく突き放す。 |
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| 602 | 生肌・粘膜的対応 | 「よろい」着用による対応 |
| 感覚的な肌合い、肌触りや粘膜(口、鼻等)への働きかけを重視する。自分自身の肌や粘膜の状態に敏感である。相手が自分と肌に合うかどうかを気にする。 | 直接肌の感覚に訴えるのを回避して、肌を覆う固いよろいに身を包もうとする。相手を判断するのに、肌への感覚を遮断する。 | |
| 603 | 第六感による総合的判定 | 要素還元による判定 |
| 物事を判定するのに、個別の要素に分けるのではなく、第六感を駆使して、一挙に総合的に判定する。 | 物事を判定するのに、個別の要素へと還元して、部分的判定を積み上ることで、全体の判定につなげるのを好む。 | |
| 7 | 植物plant | |
| 701 | 低重心、定住、定着指向、植物的 | 高重心、浮上、移動、動物的 |
| 大地、一カ所にどっしりと根や腰を下ろした状態を好む。重心が低い。腰が重い。定住、定着を好む。農耕植物栽培に従事する。農耕民的である。 | 重心が高く、ふわふわ浮いてあちこち移動する、根無し草のようなフリーな状態を好む。動物、家畜の飼育に従事する。遊牧民、牧畜民的である。 |